あなたの指の変形はヘパーデン結節かも、、


「ヘバーデン結節」・・・聞きなれない病気かもしれませんが、患者さんの数は、300万人以上いると推測されています。現代医療からの原因は、わかっていないのですが、40歳代以降の女性に多く、手を良く使う調理作業やピアノ演奏などを長く続けている人が、なりやすいと言われています。

特徴は、第1関節に出る症状

まず、「ヘバーデン結節」というのは、病気を見つけた人の名前がへバーデンさんだったことから、名付けられました。どんな病気かというと、指の関節の中でも、第1関節に症状が出るのが特徴です。「第1関節」は、指先から最初の関節の部分ですが、そこが、腫れて炎症を起こし、曲がったり、ズキズキ痛みを伴う症状があります。中には、水ぶくれが出来てしまうケースもあります。そんな症状は、小指だけに出るケースもありますが、人によっては、親指以外の全ての指に出たりとさまざまで、日常生活に支障が出てきます。

関節リウマチとの違いは

関節リウマチは、症状が「第2関節」に出やすいといわれています。今回の、ヘバーデン結節は、症状が「第1関節」に出ます。また医療機関で血液検査をしても、関節リウマチとは違い、炎症を表すCRPや血沈の上昇など検査上の異常がないのが普通です。

  • リウマトイド因子(
  • 抗環状シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体)(
  • CRPと血沈は正常範囲(ときにやや上昇することもある)

一般的なヘパーデン結節の治療

治療は保存的治療(手術しない方法)が大抵で痛みに対しては非ステロイド系抗炎症剤や外用剤を投与し、リハビリテーションとして温熱療法が行われます。

局所のテーピングなどの固定も行われますがそれでも改善せず日常生活に支障をきたす場合は関節固定術という処置になります。これらの処置は一時的に症状は緩和されても根本的な改善には至りません。また上記に記載してある通りの40代女性で手を良く使う方が原因で考えられるのであはりばなぜ同条件でもヘパーデン結節になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要な事は外的要因に意識を向けるのではなく、身体の内側に意識を向けることです。

カイロプラクティックのアプローチ

現代医療のように指に触れてなんかするということはありません。

結果として指に出ただけであり原因は身体の内側に存在します。

特に注目したいのが女性の閉経時期のエストロゲン(女性ホルモン)の急激な減少です。エストロゲンの働きは子宮に作用して、受精卵のベッドとなる子宮内膜を厚くする働きをします。また、女性らしさを作るホルモンとして、乳房の発達、皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経などの働きにも関係しています。そのホルモンが減少すると分泌を促すし増えすぎれば抑制させるのをコントロールしているのが脳になります。脳は、女性ホルモンが少ないと錯覚した状態が続きくと「女性ホルモンを作れ」という指令を出し続けてしまいます。その指令が神経を過敏にさせ、神経が休まる暇を与えることができなくなってしまいます。それが原因で、交感神経が常に活動し、優位になり過ぎる状態になることで血管収縮血流障害冷え炎症につながります。このように、交感神経が優位になると、様々な体のシグナルが起きてくるのです。脳と神経と体のサイクルが正常であれば、生活習慣や環境が変化しても、その環境を脳は瞬時に把握し、適切に対応してくれます。脳と神経と体のサイクルに問題(サブラクセーション)があると、どれだけストレスを無くしても、または生活習慣を見直したところで、ヘパーデン結節の根本改善には至りません。

そもそもヘパーデン結節は、体が変化していることを教えてくれる大切な体の内からのシグナルです。その大切なシグナルをただ消すのではなく、しっかりと体の内から見つめ直していきましょう。