気管支喘息

喘息は自律神経が関与!?

🔲喘息ってどんな病気?

 喘息は、主にアレルギー性の炎症によって気管支が狭くなる病気で、炎症を鎮めないでおくと、発作の起こりやすい状態が慢性化してしまいます。

 慢性化すると、突然の咳き込みや呼吸をするたびにゼイゼイ、ヒューヒューといった音がする喘鳴(ぜんめい)、息苦しくなる、といった症状が起こります。発作が起こると、気道(空気の通り道)の粘膜がさまざまな刺激に過敏に反応して炎症でむくみ、狭くなります。その後、痰(たん)がたくさん分泌されて気道をふさぎ、呼吸が困難になります。

 発作は治療によって通常は数分から数時間でおさまりますが、激しい発作が長く続くと危険な状態になる場合もあります。

🔲今現在、喘息の患者は増加傾向⁈

日本では、喘息の患者さんは増えており、1960年代では子どもも大人も1%前後でしたが、最近の調査では子どもで約6%と6倍、大人で約3%と3倍になっており、全体では400万人を超えています。

🔲喘息の一般的な治療法

症状が起こらないようにする為または慢性の気道の炎症をおさえる為に吸入ステロイド薬を使用します。一時的に炎症をおさえる効果が高い薬剤ですが長期の使用により副作用もあり根本的な治療法ではございません。

喘息の原因は家屋構造の変化によるアレルゲンの増加、排気ガスや工場排煙などによる大気汚染、食品や住宅建材などの化学物質、長時間勤務による過労やストレスが増えたこと、清潔すぎる環境(衛生仮説)などが喘息を発症させる要因と考えられています。

しかしなぜ喘息を発症する人としない人がいるでしょうか?

ここで重要な事は外的要因に意識を向けるのではなく、身体の内側に意識を向ける事です。カイロプラクティックでは身体の内側に根本原因が存在すると考え喘息にアプローチしています。

🔲カイロプラクティックでのアプローチ

喘息は気管支が収縮することにより呼吸が苦しくなる症状です。

人間や動物の身体には必ず酸素を体内に取り込む必要があります。鼻や口から取り入れ肺までの管状の器官を気管支といい、私たちの身体には少なからず微量の異物や細菌を空気と一緒に取り込みます。その異物をキャッチする為にもそして気管支をきれいに保つ為にも入ってきた異物を、粘膜の粘液産生細胞から分泌される粘液がキャッチ。すると線毛が働き、粘液と異物を喉の方へ押し出します。

体にとって悪いものを線毛が外に出してくれるのです。タバコを吸った後に痰が出やすくなるのも、有害な物質を吐き出そうとする線毛の働きです。

このように私たちの身体は常に自分自信を守り健康を維持する為に働き続けているのです。気管支の拡張や粘液の分泌や抑制などの司令を出しているのが脳です。そして、脳と身体が神経によってコミュニケーションしているから生命維持することが可能になります。もしそのコミュニケーションに異常(サブラクセーション)が生じれば、脳は身体の状態を把握できなくなります。気管支の防御機構が過剰に反応すれば、気管支は収縮します。それが気管支喘息の原因なのです。だからこそ呼吸器系をが正しく機能する為には、脳からの神経伝達を100%にする必要性があります。どれだけ外的要因となる異物や細菌を無くしも根本改善には至りません。

気管支喘息は身体のバランスが乱れていることを教えてくれる大事なサインです。その大切なサインをただ薬で隠すのではなく、しっかりと身体の内側と向き合いましょう。カイロプラクティックケアによってサブラクセーションが取り除かれ、脳がしっかりと身体の状態を把握することで、自信の呼吸器系は適切に機能することができるのです。