多汗

 


汗が知らせる兆候とは?

汗は脳によって自動でコントロールされてる!?

[こんな経験ありませんか?]

□過剰な発汗により日常の生活に支障をきたす。

□寒いのに汗がでる。

□身体の局所な部分だけ汗をかく。

□汗をかく所だけ皮膚が白くひび割れする。

□体臭がある。

厄介者扱いされることが多い汗ですが、実は汗は身体の内側の状態を知らせてくれる大切な身体のシグナルです。

この症状で悩む人は、人口の3%から4%と推定されています。特に、わきの下や、手のひら、足の裏、顔の周りなどで、異常に汗をかく症状です。このうち、日常生活をする上で、いろいろと支障をきたすのが、手のひらの多汗です。握手ができない、ノートや資料が汗で濡れて破れてしまう・・・仕事で制限が出ます。音楽家であれば、楽器をもつ手が汗で滑ってうまく演奏できない。美容師であれば、ハサミが滑ってうまく使えない、という悩みも出てきます。また、成長期に、治療を受けることなく悩みながら過ごし、中には、いじめの原因となり、不登校や引きこもりになるケースもあります。たかが汗ではないので本人にとっては非常に辛いことです。

[一般的な多汗の治療法]

暑さに関係なく1年中、そうした状況の人もいますし、夏場に多くなる人もいます。症状は、人それぞれですが、原因も人それぞれです。ふつう、リラックスしているときや、眠っている時には、副交感神経が優位になります。でも多汗の人は、体の状態や季節を問わず、交感神経の反応が強く過敏になっています。なぜ交感神経の反応が強くなるのかは、今の現代医療では精神的なストレス性のもの、遺伝性のもの、ホルモンバランスの乱れなどが原因といわれています。

症状を一時的に抑えるものとして、一つは、3~4時間、効果が持続する、薬があります。薬で交感神経の末端から放出される「アセチルコリン」という神経伝達物質の放出を妨げて、汗の量を減らす方法があります。ただし、喉の渇きや目のかすみなどの副作用がでることや、その効果には個人差があります。

ここで重要なことは身体の外側から薬で止めるのではなく、なぜ交感神経が優位になっているのかを身体の内側に意識を向けることが大切になってきます。

カイロプラクティックでは、身体の内に問題の根本原因が存在していると考え、発汗異常に対してアプローチしています。

[カイロプラクティックでのアプローチ]

そもそも多汗のメカニズムは外の気温が上昇したときや運動をしたときは、体温や肌表面の温度が上がります。
体温調節を担っているのは、脳の視床下部という部位。
これが体温上昇の情報をキャッチすると、汗腺に「汗を出して!」という命令を出します。
これ以外にも、汗により血液が濃くなる(血液の浸透圧が上昇する)と汗が抑制されますし、
運動をしたときは、筋肉の中で疲労を感知するセンサーが働いて、これも発汗調節に関わります。
また、緊張や興奮といった精神的なものがきっかけとなって、汗が出ることがあります。
また、すでに汗をかいている場合、精神的な要因によってさらに全身の汗が増えることも。
いずれの汗も脳が神経系を通して身体に指令を出すため、自分の意志で汗をコントロールすることはできません。

knowledge_01_03.png

では、逆になぜ体温上昇してないのに汗がでるのでしょうか?

それは、脳と神経と体のサイクルに問題があるからです。重要なのは自律神経系です。

自律神経とは外部の環境に応じて身体の内側を交感神経と副交感神経を互いに上手く使いわけてながら調整し生命維持を行ってます。

脳と神経と身体のサイクルが正常であれば交感神経と副交感神経を上手くつかいわけ分泌と抑制を行うことができるのです。生活習慣や環境が変化しても、その環境を脳は瞬時に把握し適切に分泌、抑制の指示を出し対応してくれます。脳と身体の妨げとなる脊柱サブラクセーションによって問題があると、どれだけストレスを無くしても、または生活習慣を見直したところで、多汗の根本改善には至りません。

そもそも多汗は、自律神経系のバランスが乱れていることを教えてくれる大切な身体のシグナルです。その大切なシグナルを薬や手術でただ隠すのではなく、しっかりと体の内から見つめ直していきましょう。 

カイロプラクティックは、脊椎サブラクセイションをアジャストメントします。
脳と身体の各器官の連絡通路である神経。
脊椎サブラクセイションがあると、この神経系の障害となり、身体の不調和が発生し、結果として病気や症状を招く事になります。

カイロプラクティック・ケアによって快適な毎日を手に入れましょう!