「生理痛はあって当たり前」、「いつものことだから」と がまんをしていませんか?
[こんな経験はした事ありませんか?]
□下腹部や腰に痛みが生じる
□貧血になる
□偏頭痛がある
□イライラする
□肌荒れ、眠気
□むくみ、冷えがある
一般財団法人女性労働協会の調査によると、女性の30%近くが、生理痛が「かなりひどい」「ひどい」と感じています。さらに「我慢できる程度」の人を合わせると、何らかの生理痛を感じている人は全体の8割近くにも上るそうです。この結果からも、生理痛がない人は少数派であることがわかります。
● 生理の2週間ほど前から生理開始まで
症状:イライラ、頭痛、乳房の痛み・張り、肩こり、吐き気、腰痛、食欲過多、むくみ、便秘、下痢、倦怠感等による運動不足
一般的に考えられる原因:プロゲステロンとエストロゲンの分泌量の大きな変化により、はっきりとした原因はわかっていない。
● 生理中
症状:主に下腹部の強い痛み。場合により、腰痛、腰のだるさ、重さ、むくみ、吐き気、下痢、冷え、倦怠感等も。
一般的に考えられる原因:うっ血。不要になった子宮内膜等を排出するため、痛みの物質プロスタグランジンの分泌が増えて子宮が収縮。この分泌の量に応じて収縮が強まり痛みが増すため。短期間にホルモンの分泌量が大きく変化することによって体の機能が低下し、血液の流れが滞るため。
[一般的な生理痛の治療法]
一般的な治療は薬物療法が中心でおこなわれます。女性ホルモン薬、鎮痛薬、抗不安薬、漢方などのお薬が処方されますが、一時的に症状は緩和されても根本的な改善には至りません。
ひと言で生理痛といっても、痛みの程度、症状、痛む場所など、同じ女性であっても千差万別。一人ひとりが別々の生理痛を、毎月経験しているといってもいいくらいです。
多くの女性の悩みでもある生理痛ですが、その痛みを人に伝えることは難しいもの。
生理痛は何らかの身体のサインです。
ストレスや環境の変化や時期によってあらわれる不調と要因も異なり、原因はさまざまです。
しかし考えてみてみてくだい。
なぜ生理痛になる人とならないひとがいるでしょうか?
生理痛がある場合毎回毎回どれくらいの薬の量を一生のうちに摂取してるのでしょうか?
薬は症状を隠すことはできますが症状を治すことはしません。
ここで重要なことは外から薬で誤魔化すのではなく身体の内に意識を向けることです。
そもそも生理痛は身体の内からのシグナルです。身体のバランスが乱れていることを教えてくれる大切なシグナルです。カイロプラクティックでは身体の内に問題の根本原因が存在していると考え生理痛に対してアプローチしています。
[カイロプラクティック的アプローチ]
特に注目したいのが「プロスタグランジン」です。人間の体内には、ホルモンや神経伝達物質を筆頭に、様々な生理活動に作用をもたらし、体の働きを調節する生理活性物質というものが存在します。その中の1つで、女性の体の中で大きな役割を果たしている物質がプロスタグランジンです。
この分泌時の特徴は副交感神経が優位
になっているとき、つまりプロスタグランジンは交感神経の働きを抑制する働きもあります。痛みをおこさせると聞くと
プロスタグランジンは悪者かと思いますがそうではないです。
この産生が減ってしまえば交感神経の緊張に歯止めがかからなくなるわけですし
血管を拡張できなくなるんですからますます血流も悪くなります。
そもそも「痛み」のメカニズムは
血管収縮→血流が阻害される→プロスタグランジンが分泌→血管を広げてくれる→収縮したとこに血液が流れようとする→局所が熱を持つ→神経が過敏になる=「痛い」です。
脳は神経を通して身体状態を把握しながら自律神経系の交感神経と副交感神経を互いに上手くつかい調整を行なっています。ここで重要なのは交感神経が優位な状態であればプロスタグランジンが過剰に分泌される必要があるということです。カイロプラクティックケアでは交感神経系の機能の妨げ「サブラクセーション」を見つけ取り除くことで神経の情報を元に脳が必要な時に交感神経と副交感神経のスイッチを上手く使いわけができる状態にすることができれば、生理痛の悩みも自身の身体に存在する「環境適応能力」が発揮され快適な生活とさらに身体のパフォーマンスも最大限に表現できるでしょう。
生理痛は病気ではありません。
ただ 単に
身体の内側が機能できてない延長線状のものです。