帯状疱疹と免疫の関係

[帯状疱疹とは]

帯状疱疹は、帯状疱疹ウィルスが活動を再開することで発症します。主に子供の頃に、このウィルスに感染すると水ぼうそうを発症します。

そして、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から出る神経節という部位に潜んでいます。普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありませんが、免疫力が低下するとウイルスは再び活動、増殖しはじめます。そして、ウイルスは神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹(ほっしん)が出る帯状疱疹を発症します。

[一般的な帯状疱疹の治療法]

一般的な治療法としては抗ウィルス薬、鎮痛薬、塗り薬、神経ブロックなどが使われます。重症の場合は入院して抗ウィルス薬の点滴が必要とされます。

これらの対処療法は症状を一時的に隠すことはしてくれますが根本的な原因を治してくれることはしてくれません。

一般的には原因は加齢、疲労、ストレスによる外的要因からの免疫低下が発症とされています。しかし考えてみてください。

もし外的要因のストレス、加齢、過労が原因だとしたらなぜ帯状疱疹になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、帯状疱疹の予防策として外的要因に意識を向けるのではなく、身体の内に意識を向けることです。日常生活において様々なストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや、天気や環境が変化することもあります。毎回毎回それらの変化に対応し続けるのは大変な作業になります。だからこそ帯状疱疹の対策として身体の内に意識を向けることが大切なのです。そもそも帯状疱疹は、身体の内からのシグナルなのです。身体のバランスが乱れていることを教えてくれる大切なシグナルです。カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考え、帯状疱疹に対してアプローチしています。

[カイロプラクティックのアプローチ]

帯状疱疹は神経が通る場所であればどこにでも出現しますが典型的な症状は肋骨に沿って(肋間神経に)非常に鋭い刺すような痛みです。

ここで重要なのは神経です。

潜伏したウィルスが増殖、発症しない為

免疫=自己防衛システムは脳によって管理されており、その司令を細胞(身体)に伝達させてるのが神経です。

脳と身体を繋いでくれてる神経の伝達に問題(サブラクセーション)があると身体で起きている問題を脳で(情報)をキャッチできなければ免疫を働かせることも強化することもできませんので長期に帯状疱疹の症状に悩まされる可能性があります。

帯状疱疹は身体が機能してない延長線上のものです。身体が機能させる為に神経の伝達障害(サブラクセーション)をカイロプラクティックケア(アジャストメント)により取り除くことができれば、免疫を働かせ自らの力で治癒することができるのです。